2025-03-28
1.
はじめに
2.
キーワード検索
3.
英語の情報にも目を向けよう
4.
公式ドキュメントの参照
5.
最新記事の参照
6.
関連するフォーラムやQAサイトの参照
7.
おわりに
今回は情報収集で役立つ検索テクニックについてご紹介しようと思います!
エンジニアとしてコードと向き合っているとエラーや問題に直面するのは日常茶飯事です。
そんな時、「なんでこんなエラーが出るんだろう?」と思いながら、解決策を探すために必死に検索すること、ありますよね。
しかし、その際「古い記事ばかりが出てきてしまう…」や「欲しい情報が見つからない…」といった経験はありませんか?
実際に私もつい最近までこの問題に悩まされていました…。
そこで周りの方からいただいたアドバイスや、自分なりに調べて有効的だと思ったことをいくつかピックアップしてご紹介したいと思います!
ここでは主に検索をする際に役立つ記号についてご紹介したいと思います。
1.ダブルクォーテーション(””)
検索したいフレーズやエラーメッセージをダブルクォーテーション(” “)で囲むことで、そのフレーズが完全に一致するページのみを検索結果に表示させることができます。これは、特定のエラーメッセージや具体的な概念を検索する際にとても有効的です。
2.ハイフン(-)
検索結果から特定の言葉を含むページを除外したい場合は、その言葉の前にハイフン(-)を置きます。例えば、「Java -JavaScript」で検索すると、JavaScriptに関するページを除外してJavaに関する情報のみを表示してくれます。
3.アスタリスク(*)
検索するフレーズの一部が不確かな場合、アスタリスク(*)をワイルドカードとして使用してその部分を置き換えることができます。これにより、その部分にあらゆる単語が来る検索結果を表示させることが可能です。
4.演算子
複数のキーワードを組み合わせる際には、AND、OR、NOTの演算子を使って検索の範囲を調整します。例えば、「Python AND Django」と検索すると、PythonとDjangoの両方に関連するページのみが表示されます。
5.Google詳細検索の活用
Googleには検索オプションとして、検索するキーワードに条件をつけて絞り込むことができます。以下のページでまとめて検索できるため、細かく条件をつけて検索したいときは有効です。
突然ですが、インターネット上で日本語サイトが占める割合はどのくらいかご存じでしょうか?
なんと全世界でたったの3%程度しかありません。一方で英語サイトは25%と全体の¼の割合を占め、日本語の約8倍以上もの情報量があります。
私自身、普段検索をかけるとき分かりやすさ・理解しやすさを求めすぎて無意識に日本語のサイトばかり調べてしまうことが多いです。
しかし、3%の範囲では必ずしも欲しい情報が見つかるとは限りません。そうなった時、英語サイトに慣れておくというのは非常に重要になります。
また、技術的な用語は英語で共通していることも多いため、普段から英語サイトで情報を集める癖をつけるだけで得られる情報は格段に増えていきます。
翻訳ツールの活用:英語の文書を読むのが難しい場合は、Google翻訳などの翻訳ツールを活用するのも有効的です。完璧な翻訳ではないかもしれませんが、問題の解決に役立つ情報を得ることができます。
公式ドキュメントとは、その技術の開発元が公開している公式ウェブサイトやGitHub等にある情報を指します。
公式ドキュメントは、一次情報として非常に重要な役割を持っているため、まずはそこから情報を得る癖をつけることが大事です。
また、多くの公式ドキュメントにはサイト内での検索機能が備わっています。特定の問題や機能について調べる際には、この検索機能も併せて活用するとより効率的です。
もちろん公式ドキュメント以外にも、技術記事は多数あります。
これらの記事のメリットとして、欲しい情報がピンポイントで見つけやすいことが挙げられます。加えて日本語で書かれているものが多いことから、初心者の人たちにとって利用する機会も多いのではないでしょうか。
しかし、これらの記事を参照する際は注意が必要です。
公式ドキュメントを一次情報とした場合、これらの記事は二次情報として扱います。そのため、技術のアップデートによって記事の内容は古いものとなっていたり、記事の内容が正確でない場合があります。
一方で公式ドキュメントでは、技術の開発元が運営していることもあり、情報の網羅性や正確性が担保されています。また、アップデートをリアルタイムに反映してくれるため最新の情報をキャッチアップしやすいというメリットもあります。
これらはどちらが良い悪いということではなく、それぞれの役割や目的を意識したうえで利用することが大切です。
先ほど取り上げた公式ドキュメントや技術記事では、最新の技術トレンドやアップデート情報が頻繁に公開されています。
これらを定期的にチェックすることで、最新の情報を得ることが可能です。
検索ツールの日付フィルター: Googleなどの検索エンジンでは、検索結果を特定の期間に限定するオプションがあります。
[ツール]をクリックすると検索範囲が[期間指定なし]のデフォルトになっているため、直近1年以内に公開された記事やドキュメントを対象にするなどして新しい情報の収集に役立てることができます。
特に、プログラミング言語やフレームワーク、ライブラリなどの頻繁なアップデートが行われる領域では、この機能は非常に有効的です。
プログラミングやソフトウェア開発において新しい技術の習得や既存の問題を解決する際、迅速かつ的確な解決策を見つける方法として、経験豊富な開発者コミュニティを活用するのも有効的な手段の一つです。
こうしたコミュニティの中には、プログラミングに関する質問を投稿したり、他の開発者からの質問に答えたりすることができるフォーラムやQ&Aサイトが数多く存在します。
例えば、Stack Overflowはプログラミングに関する質問と回答が集まる世界最大のQ&Aサイトの一つです。具体的なエラーメッセージや技術的な疑問をキーワードにして検索し、既に投稿されている質問や回答から解決策を見つけることが出来ます。
他にも、Redditなどの掲示板型のソーシャルメディアの活用も有効的です。
ーStack Overflow(ENG)
ーStack Overflow(JP)
ーReddit
また、これら以外にも特定の技術に特化したフォーラムやコミュニティもあります。
そのコミュニティに参加することで技術に関する知識や最新の情報、エラーの対応時に役立つ対処法等が見つかるかもしれません。
検索スキルを磨くことは、ただ情報を見つけ出すだけではなく、問題解決のスピードを上げ、より効率的に学習を進める上で欠かせない能力です。
特に技術の世界では新しい情報が日々更新され、昨日までの常識が今日では通用しなくなることも珍しくありません。
そのため、最新の情報を迅速にキャッチアップし、自分の知識を常にアップデートしておくことがエンジニアとして成長し続けるためには不可欠です。
今回ご紹介した検索テクニックや情報収集のアプローチが、皆さんの一助となることを願っています。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。